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床吹出口グリル~床下内空調機器について

空調の床吹出口グリルについて20年は検討してきました。

まずは、踏まれても安全でケガもなく加重的に丈夫なもの。
可能ならば風量調整ができるもの。
本当は金属よりは木製か樹脂製(結露しにくい)
ある程度開口面積のあるもの(大風量に対応 300m3目標)
空調ダクトを接続できること。150Φ位
なんと言っても、意匠 デザイン 質感・色など
美術的観点もあり、本当に難しいのです。

木製で特注製作しても、
お客さんの建築用フローリンング床材との色合いや質感がとても難しい。

そうなると国産の城東テクノ(JOTO)フクビ化学工業などの樹脂製はどうか?
むしろ無機質な色合いの方がいろんなフローリンングに対して色相性が良い。

しかし、どうしても換気用となり開口面積が少なく、数を増やさないといけないので
大工さんの手間になる。なかなか良いのが見つからないのでは?

そこで、全館空調研究所では金属吹出グリルの部材販売にも対応しています。

金属製は良い点ばかりでは、ありません。
基礎断熱の建築初期は床コンクリートが水分を蒸発させますから、
時としてグリル回りが結露します。たまに拭くしかありませんが。

また、玄関付近で外部ドアの開閉が多い場所も、時として結露することがあります。
梅雨と秋口にたまに見られます。これもまた拭くしかないです。

なぜ、全館空調研究所では床吹出にこだわるのか?

日本では一般的に高気密高断熱住宅になればなるほど、
暖房を重視することが重要というのか、
空調負荷が冷房の2倍必要であることを考えれば、
当然足元の冷える床を重要視したくなる。
床の断熱の厚みと方法の問題では、有るのですが・・・。

そうなれば、当然、床から空調を攻めた方が有利になります。

ただ、空気の戻りすべてのリターングリルを1階に設置するだけで、かなり違います。

また、空調機器を床下に設置するには高さ制限が付きまといます。
後々のメンテナンス、修理、機器入れ替えも当然重視するべきです。

近年は剛床工法が主流となり基礎高も400から350へと
コストダウンなのかは分かりませんが増えてきています。
基礎内高さも大引き下ですと有効高さ350しかありません。
かなりの制限のある中、何とか基礎断熱にして
「Air暖C4」を施工して、床暖を採用しようと考えてみえる新築住宅検討者さまに、
床暖とほぼ変わらない価格で、簡易的全館空調を実感できる
快適な生活を味わって頂きたいです。

基本的には建坪35坪以内を対象とするものの、
建築業者様の協力があれば建坪50坪の空間対象も可能となります。

その際は三相200ボルト動力も採用検討すべきです。

皆様も床下からの全館空調にトライしてみてはどうでしょうか?